2019年台風19号が日本に接近してきていろいろ報道されてますが、かなり違和感があります。
気象庁が先程会見を行って狩野川台風に匹敵してるので警戒という話でした。
非常に強い台風19号(ハギビス)は勢力をあまり落とさず12日(土)夜に東海や関東に上陸する可能性が高まっています。最大瞬間風速は60m/s、総雨量は関東の山沿いで500mmを超えるなど、狩野川台風に匹敵するほどの災害になるおそれがあるので、厳重に警戒してください。https://t.co/PGoYHBRqrg pic.twitter.com/93dCT8DA2z
— ウェザーニュース (@wni_jp) October 11, 2019
でも狩野川台風の説明があんまりされてないんですよ。
関西人に馴染みの無い地名なので。
興味持ったので調べてまとめてみました。
狩野川台風とは被害が大きくて最初に公式に名前がついた台風
1958年昭和33年9月26日21時頃に伊豆半島南端をかすめて神奈川県三浦半島に上陸 東日本北日本を縦断した台風21号
伊豆半島にあるかのがわ 狩野川が決壊して1000人近くの犠牲者が出たので名前になってるようです。
上陸時は960hPa
秋雨前線との連動で東海・関東地方で大雨ととなり伊豆半島の静岡県湯ヶ島では年間降水量のおよそ3分の2となる24時間降水量694mmを記録し、近くを流れる狩野川流域が氾濫。
また、東京都心でも日降水量371.9mmを記録する大雨となり、東京都や神奈川県では、新興住宅地の浸水や造成地の崖崩れが相次ぐなど都市化による災害が顕在化したことも特徴であった。
関東地方や静岡県を中心に、死者888人、行方不明者381人、家屋損壊4,293棟、家屋浸水500,000棟以上の甚大な被害が発生した。
今だに東京都の1日大雨の記録になってるんですね。
かなり浸水被害があったのですが、この時東京湾は干潮だったとのこと。
高潮の被害ではなく雨台風としての被害が多かったようです。
狩野川台風は東京湾のすぐ西側を通っており、これは東京湾に最も高潮を起こしやすい経路であるが、幸い、台風が急速に衰弱したことと通過時間が干潮時であったため、高潮の被害は無い。また風も、伊豆半島南端の石廊崎で最大風速37.8メートル、伊豆大島で36.0メートルなどの観測例があるものの、やはり台風の衰弱もあって風害も比較的軽微であった。狩野川台風が急に衰えた理由は、日本付近の上空に寒気が張り出していたためと考えられるが、それは台風を弱める半面で大雨の原因ともなり得る。実際、狩野川台風は記録的な雨台風となって伊豆半島と関東地方南部に大規模な水害を引き起こした。
前線で衰弱したようですが、現在前線もないですし、干潮ではなく今回は大潮の2日前という最悪のタイミング。東京湾は大潮と台風による吹き寄せと吸い上げが重なることに。警戒するに越したことはないですね。
地元のハザードマップを参考にして行動しましょう。
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