台風が関東直撃で計画運休の話が出てきております。
久しぶりの関東直撃で被害が心配ですね。
計画運休が予想されることで思い出したこと
JR西日本の計画運休は決してJR東日本の失敗から学んでない
9月の台風で昨日のことのようにはっきりと思い出すのは大阪を直撃した2019年9月4日の台風21号 あの時初めて台風の恐怖を体感しました。
4年くらい前でしょうか。JR西日本が台風の接近が予想されるときに前日に計画運休発表するようになったんですよね。
JR西日本の計画運休での功績
それまでは暴風警報とかでても学生以外は出社するのが当たり前の空気だったわけです。
JR西日本が大々的に電車運休予告する。
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会社や職場に出勤できない。
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デパートや全国チェーンなどの超ホワイト企業がお客様やスタッフの安全を考えて店舗休業
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まあ電車が計画運休なら休みますかこの流れが関西で徐々に広まり始める
公共交通機関であるJR西日本が自ら電車止めるということでいろいろ物議がありましたが、そのおかげでいい意味で関西人が調教されてきたんですよ。G20サミットもあそこまで渋滞しないとはおもいませんでした。( やるときはやる模様)
計画運休とは、あらかじめ利用者に告知をしたうえで列車の運転を取りやめることです。列車が立ち往生することなどによる、混乱の防止や乗客の安全確保のための対策。
関西では余部鉄橋や尼崎での事故事例があるので、大雨で電車止まった場合に車内に残されるであろう乗客の安全確保が大前提ということで始まってるんですよ。
最初に計画運休を行った2014年は私鉄動いてるのでなんでJRだけ止めるんだと批判されまくり賛否両論でした。もともとJRは私鉄に比べて路線も長いし、雨量規制強めですし。
記事残ってます。
大学教授が話してる 防災対策では空振り三振はいいけど見逃し三振はいけない
という文章の重みが増してきております。
何かあってからでは遅いので 被害出なくてよかったやんといえるのが幸せなんですよ。
そして4年後 昨年は評価されるように
2015年の教訓を経て早めに告知するようになりました。2018年あの台風は南海電車も止まったんですが、計画運休は史上初だったはず。
でも徐々に発表も対応もスムーズに。だから昨年の台風も会社休みのところが多くて、鉄道関係ではそれほど被害が出なかったんですよ。
祖母や両親が第二室戸台風はすごかったけどあれ以来と言ってたので歴史的な台風だったことは間違いありません。
鉄道関係の被害はほとんどなかったわけですが、それは事前に計画運休してたからです。
先月8月10日頃に台風10号で山陽新幹線を中心に計画運休の話が出てきました。
明日の台風10号の接近によるJR西日本管内路線の計画運休だが、姫路駅中央改札口にこのような巨大幕が吊されているのを見かけて、予想はしていたが相当大変な状態であることが伝わってきたのと、お盆休みの民族大移動とモロかち合った事に、こりゃエラい事になるかもしれんなという思いになりましたわ。 pic.twitter.com/yj45ZSryJy
— 無賃乗車お断り (@hideyan_osaaho) August 14, 2019
ご覧のようにJR西日本はかなり手慣れてきております。
ところがNHK東京発の報道みてイラッと
JR西日本の計画運休に対して「昨年のJR東日本の失敗から学んだ」とか言いがかりをつけていてビックリ!
台風来たら「明日は運休です」なんて基本姿勢というか、公共機関はすぐ止まるイメージなんだけどな。
東京ローカル目線で物を言っているんだろうけど、どんだけ視野が狭いんだ。#スッキリ— ペリヱ@小説家になろう (@perriwer) August 15, 2019
一部関西民は激怒してました。
NHKニュースのリンクはすぐに消えるのですがまだ残ってます
JR各社 広がる「計画運休」 きっかけは過去の教訓 | NHKニュース
2019年8月14日 17時19分
こうした動きが各社に広がった背景には去年9月の台風の際の混乱があります。この時は鉄道各社が首都圏などを中心に在来線などで「計画運休」を実施しましたが、情報の周知が十分ではなかったことから、「計画運休」を知らずに帰宅できなくなる人がでて混乱するなど課題が残りました。
これを受けて、国土交通省は鉄道会社に対して「計画運休」の可能性などをできるだけ早く周知するため、「計画運休」を公表するタイミングをまとめた「タイムライン」を作成することや、ウェブサイトやSNSなどを活用することなどを求める指針をまとめました。
こうした指針をもとに、JR九州は今回は、12日の時点で、「14日夕方以降に大分県や宮崎県、鹿児島県で運休が出るおそれがある」ことを発表するとともに、次の発表のタイミングがいつになるのかをホームページなどを使って利用者に事前に周知するなどしています。
JR九州は、「去年9月の運休時の混乱や国が作成した指針により、情報をできるだけ早く、そしてホームページやSNSを活用しわかりやすく伝えることをより意識している」と話しています。
一方、JR西日本は、4年前から、勢力の強い台風が接近することが予想される場合、前日の夕方までに運休を発表することにしていて、去年9月の台風の際にも台風が近づく前日までに新幹線などの「計画運休」を決め、公表していました。
そして今回は、13日の午前中の段階で、「新幹線や在来線で15日に運転を見合わせる可能性がある」と発表していていました。
いやいやJR西日本の計画運休は決してJR東日本の失敗から学んでないやん
FNNはすばらしいまとめをしております。
この計画運休ですが、初めて大規模に実施されたのは、2014年のJR西日本でした。台風19号の接近に備えての措置だったんですが、このときは午後4時過ぎから、近畿地方を走る全ての在来線で運行を取りやめ、およそ48万人に影響が出ました。
そして、2018年9月30日から翌10月1日にかけて列島を縦断した、台風24号のときには、JR東日本などが実施。ただ、このときJR東日本は実施8時間前に運休を発表したことから、運休を知らない利用者が家に帰ろうとターミナル駅にやってきたものの、すでに運転が終わっていたなどの混乱もあったんですね。
このため、国土交通省では鉄道各社に対して、計画運休の発表をどの時点までに行うかを定めた、いわゆる「タイムライン」を作るよう要請しています
これが正確な認識ですね。
いろいろ潜ってて計画運休に関する興味深い記事を発見
ゲスニックマガジンでおなじみの文春さんいい仕事してるんですよ
見出しがゲスニックで損をしてますけど、運行管理をしてる中の人への質問と回答がすばらしい。
告知についての話を紹介しておきます。
「計画運休は、弊社では例えば近畿エリアでいうと近畿圏全体で鉄道の運行を止めるようなケースで使います。基本的に2日前までには計画運休実施の可能性があることをお知らせして、最終的な判断は前日に。仮に実施日が週明け月曜日になる場合は、3日前の金曜日には可能性を示す必要があると思います」
乗客に迷惑をおかけするダイヤ乱れをしないために運休するという考え方につきささりました。
JR東日本初動が遅い気がしますが、こればかりは。
一部マスコミ空振り三振でも騒がないようにしてくださいませ。
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