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又吉直樹さんの知恩院 未完の瓦にしびれた話

syukyu3

ミズン水上 1971年生まれ 大阪府堺市出身 堺っ子体操と堺かるたが得意な生粋の堺っ子 新しいものが好きな泉北沿線民 大学卒業後、仕事でWindows3.1でパソコンに出会い趣味がパソコンに。 スマホ黎明期のiPhone3GSでさらに人生観が変わるほどのショックを受ける。 営業、家電販売、携帯販売、飲食店、ビジネスコンビニなど自分探しを続け 趣味は転職といえるくらいの転職経験数。 一次情報重視であらゆる事象を自ら体験しては検証する人。 できるだけ多くの方に新しいものやハイテク機器の楽しさを伝えるために日々活動をしています。

完成したものは永遠に輝くということですね。

毎週日曜朝のルーティン番組
ボクらの時代で突き刺さったのが知恩院 未完の瓦

この話全く知らなかったんですよ。

2023/06/25 ボクらの時代 
又吉直樹×吉岡里帆×吉澤嘉代子編

吉岡里帆さんが又吉さんの本でマーキングしたのが未完の瓦

又吉直樹 月と散文 前略で出てくる話。

31歳の頃18歳だった自分に宛てたメールの話。
昔知恩院に行った時に未完の瓦というのを知った。完成というのは滅びに向かって行くだけだから、あえて屋根に4枚の瓦を乗せたままにしてあえて完成させてない未完成にしている。
でも完成していないも良しとするのはどんなんだろう、完璧に完成したものはその後廃れていったとしても完成したものは永遠に輝きを放つ。

未完の瓦は「葺き残しの瓦」といって、未完成を表しているもの。

完成すると、それ以上の進歩はなく衰えていくだけなので、知恩院はまだ発展途上という事ですが、又吉さんは完成しないと成立しないと考えたわけです。

先週の朝ドラらんまんでも千寿子さん愛する滝沢馬琴の八犬伝を意識しながら「 物語は完成しなきゃダメなんです。完成した物語は消えません」と同じことを語ってましたよね。その週のタイトルが マルバマンネンクザ 花言葉は静寂、記憶

完成してないまま終わった未完の大作も多いですが、完成してるから記憶に残るということ。

どんな苦しくても完成させた作品だからこそ価値を持ち光り輝くということ。
完成してるからこの話を伝えていきたいということです。

こういう話が出て来るからボクらの時代好きなんですよ。毎週見続けたいと思います。

あの未完の長編マンガは大丈夫だろうか

知恩院公式コラム葺き残しの瓦
https://www.chion-in.or.jp/highlight/building/mieido.php

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