ガソリン200円が間近に迫ってきてますが、問題はそれだけじゃないんですよね。
日銀様はインフレ2%を目標にしてるようですが、それに追いついていないのが賃金上昇。
サプライズ的な国内総生産GDP6%アップが話題でしたが、半分を占める個人消費が3期ぶりのマイナス0.5%に。
ことし4月から6月までのGDP=国内総生産は、前の3か月と比べた伸び率が物価の上昇を除いた実質の年率換算でプラス6.0%と市場の予想を上回る伸びとなりました。ただ、GDPの半分以上を占める「個人消費」は前の3か月と比べてマイナス0.5%と3期ぶりにマイナスになりました。中でも、▽白物家電の販売減少で「耐久財」がマイナス3.3%と落ち込みが大きかったほか、▽食料品や日用品など「非耐久財」もマイナス1.9%と、物価上昇で消費者の節約志向が強まっていることをうかがわせる結果となりました。
昨夜の時事公論でもやってましたが23年1月から消費支出が4ヶ月連続マイナス
6月の消費支出4.2%減 4カ月連続マイナスhttps://t.co/fOCPzXDxfT
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) August 7, 2023
消費者は明らかに値上げ回避で生活防衛してるということです。
スーパーでも安いものから売れてる傾向がありますもん。( 特にインスタントラーメンコーナーをウォッチングすると)
そして実質賃金も上がらず
今年6月の「実質賃金」15か月連続で減少 賃金上昇も物価上昇には追いつかない状況続く https://t.co/pbQk5edYTe
— TBS NEWS DIG Powered by JNN (@tbsnewsdig) August 7, 2023
そしてさらなる小売価格も値上げが予想されます。
今後円安も加速しそうでさらに原油が上がるという悪循環。
実質賃金が上がらないからさらに財布の紐が固くなるワケです。
円安でデフレ解消やと前向きな意見もあるけど、不景気下の物価上昇のスタグフレーションマジでやってきそう。
マジで国内消費伸びる要素ないからといってインバウンドの中国様に頼るのは違う違うそうじゃない。
国内総生産の半分を占める国民の消費を喚起しないとよろしくないですね。
今円が節目の145円をアタック中。これを超えるとさらに輸入品価格が上昇。となるとガソリンも輸入原材料も食料品も値上げ。
コスト上昇分を価格に転嫁できなければ、賃金も上がりませんから、値上げは必要ですが、先行きが見えないインフレでは消費者は購買力を高めることができません。
そして不景気材料でさらに円安となる完全に悪循環。
そりゃ金価格が上がるわけですよ。
庶民は生活防衛するしかないですね。